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しばらくして視界が良好となる。
そこには黒ローブの人物が俯きで倒れている姿があった。ファイアーボールはどうやら黒ローブの人に命中した様だ。
それを見たギャング達がにやつき、指をボキボキと鳴らしながら近づいていく。
そして、倒れている黒ローブの人物の周りを取り囲み、話し出した。
「こいつどうしやすか?」
その手下の問いに傍に居たボスが答えた。
「そうだな……とりあえず顔でも拝もうぜ」
「オッケイ。ボス」
そう言うと、不気味な笑みを浮かべながら金品を取るために黒ローブの人物のフードに右手を伸ばした。
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