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「ごたごた言ってんじゃねえよ!」
ボスが言い放つとまたボス始めギャング達は皆、黒ローブの人物に片手を突き出した。
「無駄だ……」
黒ローブの人物がそう言うと体を纏うかの様に長短様々な青白い電気が迸る。
それに伴いローブがヒラヒラとなびく。しかし、それも顔部分は口より下が見えるだけに止まった。
「おいっ!あいつはまさか……『蒼雷の魔王』!?」
「嘘だろ!!」
「お、俺は逃げるぞ!」
その電気を見て口々にギャング達は驚き、逃げ出す者まで出た。
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