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2時間程度土道を歩くと、レアルトビルと同じような砦が姿を現した。オーガニロブ王国の入り口である。
しかし、カルムは検問所から入ろうとはせず、砦の壁を伝って歩く。
――「……無くなったのか……」
ある地点でカルムは立ち止まり、壁を叩きながら呟いく。
そして、仕方なくカルムはオーガニロブ王国の検問所まで戻った。
検問所で、顔に見覚えがある気がするな、などと言われたが何とか門を抜けることが出来た。
こうして、懐かしの……忌わしの、オーガニロブ王国へと戻ってきたのである。
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