シーン3【帰還の都】

11/11
前へ
/63ページ
次へ
2時間程度土道を歩くと、レアルトビルと同じような砦が姿を現した。オーガニロブ王国の入り口である。 しかし、カルムは検問所から入ろうとはせず、砦の壁を伝って歩く。 ――「……無くなったのか……」 ある地点でカルムは立ち止まり、壁を叩きながら呟いく。 そして、仕方なくカルムはオーガニロブ王国の検問所まで戻った。 検問所で、顔に見覚えがある気がするな、などと言われたが何とか門を抜けることが出来た。 こうして、懐かしの……忌わしの、オーガニロブ王国へと戻ってきたのである。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加