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「お金ならいくらでも持っていくがいい、でも一度罪を犯した人間は一生苦しみながら生きていくことになるんだよ」
僕が言った。
「う、それでも・・・俺の家族は・・・」
男は戸惑いながら言った。
「わかった、ならこの金をあなたにあげよう」
僕は部屋の金庫を開けて札束の中からなん枚かの一万円札を取り出し彼に渡した。
「ありがとう、本当にありがとう・・・」
男は僕の好意に泣きながらお礼を言って家から出て行った。
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