388人が本棚に入れています
本棚に追加
パシャン…パシャン…
水溜まりを弾いて
小さな足音が近づいてくる
『猫ちゃん…だ…大丈夫…?』
何故か泣きそうな声で
僕を『猫ちゃん』と呼ぶ。
今まで『坊や』としか呼ばれなかったから気付かなかった
僕は猫とゆう種族らしい…
では、僕に声をかけるのは…恐らく人間。
リボンのついた白い靴…
『お腹すいてるの…?…寒い?…し、死んじゃうの…?』
そんなにいっぺんに聞かれても困るよ…。
最初のコメントを投稿しよう!