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*春樹の鬼ごっこ*
「那智…どこに行ったんだよ」
こちらも那智の行方が掴めず、手当たり次第に島を走り回っていた
すると、廃墟となった建物を発見
春樹は不気味なその雰囲気に一瞬たじろいだが、那智がいるかもしれないと中に入った
まだ、日は高いというのに薄暗く、寒い建物内
春樹は怖くて仕方ない
まだ、入口から数歩しか進んでいないというのにすでに涙目で今にも泣き出してしまいそうだ
小さな物音にも敏感になる春樹
自分の足音にさえ、怯えている
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