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兄を見ながら呆れながら話す恭弥に恭佑は
『こ、こんなものとはなんだっ!今日は、年に一度の桃の節句…ックシュ』
言い返そうとするも、くしゃみをしてしまう。それに気を悪くした恭弥は、スタスタと奥に消えていった。
しばらくすると、バスタオルを持った恭弥が帰ってきた。
「風邪引いたらどうするの?」
っと一言放つと、バスタオルをばさりと恭佑にかけ、部屋の方へと歩き出す。そんな恭弥に恭佑は、
『恭弥。後で一緒に食べよう!』
っと、言葉を投げかけるのだった。
End。
おまけ。
『恭弥…お雛様見たい。』
「家に有るわけないでしょ。」
『そりゃそうなんだけどね。』
「なら、諦めなよ。」
『諦めきれない。』
「はぁ…並盛の外れの家に飾ってあった。」
『へっ…?』
「…っ!見に行くんでしょ?なら早く行くよ。」
その後、バイクに乗り並盛の外れの家のお雛様を見に行く二人の姿があった。
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