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「ふふっ(幼気な少女に噛みつくたぁいい度胸してんじゃねぇか!!)」
と、たった三文字に想いを込めた。
それが果たして蛇に届いたかは別として
類がこれ以上噛まれないよう(気絶もしくは絞め殺すの意)握力を最大限にあげようとしたその時
蛇を中心に脱皮(その表現おかしい)のごとく亀裂が走った。
切れ目からは青白い光がさしており
『癒し系?』(違!)
みるみるうちにその灯りにすいこまれてしまった。
『これはいつも、健全に(不健康だろう)萌えている私への罰!?
そんなことあってたまるかぁぁぁぁぁぁぁあ――――!!!
アリエネェェェ―――!!!』
光が類を完全に飲み込んだ時、まるで爆発したかのように辺り一帯に一瞬で広がり そして また一瞬にして内側に光を飲み込むように 消えてしまった。
類の通学路には、始めから何も起こていなかったかのように静けさに包まれた。
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