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「ヴゥ………ごぼ」
青白い光だと思っていたものは、いつの間にか青い水に変わっていて
大量の水が気管に入ってきた。
考える余裕などなくただひたすら上とも下ともつかない方向へ進んだ(実際は自分が進んでいるかさえわからなかったが)
「ごぼ、がは
ごほ、ごほ、はぁーはぁー」 (し、死んでなぁーい……
一瞬天使が見えたけど(え!)ゼェーゼェー)
類は体を起こそうとしたが、力が入らなかった
息のできない水中でひたすら泳いだせいだろう
体を起こすことを諦め、水に足を入れた状態で『進化途中の魚類みたい』などと考えながら目を開けた。
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