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王国は廃墟となり、
人々は、どこからやってきた不思議な妖精゛カーバンクル゛に導かれ、
砕け飛び散り、小さくなったクリスタルの周りへとうつり住みました。
そのとき、カーバンクルは人々にこう言いました。
「これから死の時代がやってくる。
あなたたちはそれに耐えねばならない。
しばらくすると世界は瘴気に覆われるだろう。
あなたたちは瘴気のなかでは生きることはできない。
だから瘴気を打ち消してくれる、クリスタルの周りで暮らすのだ。
クリスタルは瘴気を吸って汚れていく。
もしもクリスタルがその輝きを失ったとき、
あなたたちは死に絶えるだろう。
しかし私達はあなたたちにこれを与えよう。
この容器の先には小さいクリスタルがついている。
これを持っていれば村の外にでることができる。
あなたたちはクリスタルを清めるために、ミルラの木から雫を集めねばならない。
これにあなたたちは雫をいっぱいまでためるのだ。
大事なのは、雫は同じ木からは3年に一度しかとれないと言うことだ。」
それだけ言うと、カーバンクルは西の方へと帰って行きました。
そしてその後、彼らの言ったとおり世界は瘴気につつまれ、死の時代は始まったのでした・・・・・・
~キャラバンの始まり~ 村の古い言い伝えより…
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