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どのくらい時間が経っただろうか。
時計を見たら26時をとっくに過ぎていた。
どうりで腹が減る訳だ。
と琢己は思った。
と、その時玄関からチャイムが聞こえた。
琢己は玄関に向かい、
鍵を外しドアを開けた。
一般常識ならこの時間帯に、人は来ないが誰が来たのか琢己はわかってた。
「ゴメ~ンまたこんな時間に来ちゃって。あっ、そういえば何か食べた?」
来たのは幼なじみで一緒の大学に通う中野玲奈だった。
よくもこんな時間にこんなテンションで居られるな。と、思いつつも琢己は無言で部屋に迎え入れた。
玲奈のアパートは、琢己のマンションから、歩いて10分もしない場所にあるので、こうやって深夜でもよく上がり込むことがしょっちゅうある。
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