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伝説の鍛冶屋に会うために
フェアリーアイランドを探索するアリスたち
(フック船長と船員は船で待機)
ジャック「あそこの川で洗濯してる人に聞いてみよう」
ザブザブ
犬「すまぬ。貴婦人
この辺りに伝説の鍛冶屋がいると聞いたのでござるが…」
木の実ナナ「あたいは木の実ナナってんだ
あんた名前は?」
犬「拙者は犬でござる」
木の実ナナ「へぇ、あんたも木の実っていうんだ」
犬「いや、拙者は…」
木の実ナナ「あんたは?」
アリス「あ、あんたなんかになんで名前教えなきゃならないのよ!
…ア、アリスよ!」
木の実ナナ「へぇ、あんたも木の実っていうんだ」
アリス「だから…」
木の実ナナ「あんたは?」
ジャック「オレはジャッ…」
木の実ナナ「へぇ、あんたも木の実っていうんだ
木の実だらけだね…この辺も…」
ジャック「おい、この人ヤバいんじゃないか?」
木の実ナナ「見てごらん…
あそこのサッカー場…
あそこも昔は自然に溢れてた…
それが今じゃ…
木の実になっちまったのさ…
悲しいねぇ…」
ジャック「あ、もうオレら行きます」
木の実ナナ「鍛冶屋を探してるんだろ? 」
一同「!!」
木の実ナナ「あたいが案内してやるよ。
ちょっとした知り合いでね…
ただ、期待しないほうがいいよ。
…アイツも…
…変わっちまった…」
すかさず
したり顔で犬が言う
犬「木の実に…でござるな?」
木の実ナナ「は?
何言ってんだい、あんた」
ジャック(そこは違うのかよ…)
つづく!
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