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詩音「ヒビちゃん、遅刻するわよ?」
頭上からおふくろの声。
響「ん…‥だってオレ、自宅謹慎―――」
伊吹「昨日解けたろ?今日から新聖龍学園がスタートって聞いたぞ?」
親父もいる。
響「そう、だっけ?」
ベッドの中で未だモゴモゴと喋るオレに、親父がニヤッと笑った。
伊吹「初日から遅刻か?まったく、寝坊助なお姫さまには、お目覚めのチューが必要だな?」
響「いやいやいや!」
オレはガバッと起き上がった。
親父のチューって…‥
響「いらねーよ!!な、おふくろ?」
って、おふくろ、ほっぺた膨らんでる!
何で息子に嫉妬すんの?!
めんどくせぇ夫婦だなぁオイ!
オレは素早く着替えを済ませ、跳ぶように家を出た。
今日から一味違った学園ドラマが開幕だぜ☆
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