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燐の頭に拳骨を打ち込み、ようやっとオレは話題を切り出せた。
燐「で、響はその虎牙って子を泣かせてしまったというのか。」
響「うん…‥」
優希は隠したつもりだろうけど、見えちゃったんだもん!!
理由はわからん。
だけど、オレと話した後に泣いてたから、多分オレのせいだと思って。
響「ねぇ、どしたらいい?」
燐「どうしたもこうしたも…‥」
悩む素振りを見せ、燐が考える。
どうせ脳内発情期だろ。
燐「それならば…‥」
響「それならば?」
期待せずに聞き返す。
燐「チョコを渡すんだ。」
は?
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