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食べ終り、食後のコーヒーを井口さんと二人で飲んでいた
井口さんが俺の方にむいて聞いてきた
「どうだったかい?散歩してみて」
「すごく綺麗な村ですね」
「まぁ寒村だしね、観光客も何かしら来てくれるよ」
「そうなんですか」
「何処まで行ったんだい?」 今日、行ったルートを話した、家の前で水樹と会った事、美穂と会った事も話した
それを聞いた、井口さんはアハハと笑った
「あぁー菊地さんのお嬢さんか、あれは困った子だよな、何を考えて居るのかわからないからな」
井口さんは、頬を掻きながら苦笑いをした
「まったくですよ、でも、赤坂さんはとてもいい人でしたよ」
井口さんも同感のような顔をした
「美穂さんは、とてもいい子だよ、でも、ちょっと天然だからな、何をしてるかわからない時があるね」
井口さんは、メガネを上げながら答える
「赤坂さん、仕事をしているらしいですが、何してるんですか?」
井口さんは、ちょっと悩んだ顔をした後に、手を叩いて
「母親と一緒に、喫茶店をやってるんだよ」
「そうなんですか」
「大変見たいだよ、美穂さんのお父さん、早くして亡くなってしまったからね、お父さんの店を二人で切り盛りしているらしいのだよ」
井口さん少し悲しそうな顔をした
「そうなんですか」
「まぁ今度行って見るといい、結構あそこのコーヒーは美味しいからね、あぁ、もうこんな時間か、明日から、仕事をやってもらうからね、忙しくなりそうだから早く寝なさい、明日は、今日と一緒位に起きて来なさい、詳しくは明日教えるからね」
井口さんも寝るのだろう、コタツから立ち上がった
「わかりました、おやすみなさい」
自分も立ち上がり、お辞儀する
「はい、おやすみ」
そういって寝室に入って行った
俺も、風呂に入り、寝る事にした
風呂を上がり、部屋に入った、まだ全然荷物がなく、結構広い部屋だ、前の俺の部屋の2・3倍はある、そこにタンスと机がある、畳に布団を敷きすぐに寝るようにした
(明日から仕事だ、病院だけど受付とかだと楽だよな、頑張ろう)
そう思いながら、深い眠りについた
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