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雪はちらつき、道路も、真っ白に雪が積もっていた
俺は、裏にある、薪を背負う鞄みたいな物を背負った
(まるで、昔話のおじいさんみたいだな)
まさにそんな、感じである
地図を見ながら、歩いて居ると、目の前から水樹が歩いて来た
「よう、尚樹、今日が仕事始めかな?」
右手をビシッと上げながら聞いてきた
「あぁ、そうだよ、俺は忙しいから、先に行く」
(アイツに、絡まれたら、大変ださっさと、行こう)
横にをすぎた途端、足をかけられ、俺は顔面から、雪の中に突っ込んだ
「水樹てめー、足かけただろ!!」
俺の言葉に、水樹はキョトンとした顔をした
「何を言っている、尚樹が勝手にコケたのだろ?」
「貴様がこかせただろ!」
「ひどい、ひど過ぎるわ、尚樹さん」
涙をため、背をむきなが水樹は言った
「おいおい泣くなよ、水樹」
泣きまね?をする水樹に手を差し伸べようとした瞬間
「とりゃ」
とっさに足払いをかけられた
「グハァ」
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