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「スゲー、めちゃくちゃ綺麗だ!!」
俺がドアを空けると、そこには綺麗な銀世界が待っていた、ちゃん道路の雪は無く、周りに俺の腰位の雪が詰まれている
(井口さん、朝から、雪掻きでもしてるのかな、朝めちゃくちゃ早く起きてるし)
そう思いつつ歩く、なんだかんだ言って、道路は凍っており、とても滑る状況だ
俺は、なんとか踏ん張ったのだが横から、手が伸びてきた
「てぃっ!!」
押された反動で俺は、顔面から、雪にダイブした
「ハッハッハ、まだまだだな、栗林さんは」
「痛ってぇなぁー、いきなり押した奴は誰!?」
そう言いつつ、立ち上がると、目の前には、俺より年下の女の子が立っていた
「栗林さんが、頑張って踏ん張っていたので、押してやった、めちゃくちゃ面白いダイブだったぞ、栗林さん」
小柄な少女は、笑いながら言っていた
「っぅか、なんで俺の名前を知ってるんだ?」
俺は、一番早く知りたい事を言った
「村中の噂だ、健次郎が遭難した少年を、助けたとな」
「まぁいいだけどな、お前、名前なんて言うんだ?」
まぁ一応知っておこうと思った、会ったのも何かの縁だろと思ったからだ
「なぜ、貴様に教える筋合いがある!」
いきなり怒鳴られた
(ダルい奴だな、さっさと、逃げよう)
「貴様、今私をダルい奴だと思っただろ?」
「何故わかるんだよ!」
俺は即答した
「君の思ってる事は、単純過ぎだからね」
「なんだとぉ~!!」
「そう、熱くなんないでよ、栗林さん、私の名前は、菊地 水樹だよろしく頼む、それじゃまたな、栗林さん」
そう行って去って行った
「なんなんだよ、アイツ」
そう思いつつ、俺も歩きだした
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