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優希は、「なるほど」と納得した。
それと同時に、ワンエイティが駐車場に入ってきた。
ワンエイティは真っ直ぐ優希のZに向かってきている。
かなり太いマフラーから、掠れるような低い排気音が響く。
そしてZの隣に停まった。
ドアが開き、男が降りてくる。
男は、バトルが無事に終わった安心と、そのバトルに負けて落ち込んだ感情が入り混じった複雑な表情をしている。
「約束通り、俺はチームに入りませんから。」
「ああ・・・わかった。」
男の声はかなり沈んでいた。
余程ショックだったのだろう。
「さて!帰りますか!!」
張り切ったような口調で優希が2人に提案する。
提案された2人も、それに異論は無く、帰る事にした。
「ちょっと待て!」
その時、後ろから声が聞こえた。
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