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「ははは、初めま、ましゅて。ああ愛葉 夢とっ……申します。こ晃っ希ゅ君とおっ、お付き合いさょせてーもっらって……います」
夢は下を向き、あちこちで咬みながら自己紹介をした。花住はその様子を手に口をあてながら、必死で笑いを堪えている。
「……か」
「ほ、…………ほぇ?」
「可愛いーっ!!!」
おふくろはいきなり夢に
抱きついてきた。
なんかこう、ムカッときた。
「お、おふくろ?」
「可愛いーこの子!晃希アンタいい彼女見つけたわね~ 小柄のくせにスタイル良いし胸も……」
夢はその言葉を聞き、目を潤ませ、顔を真っ赤にしている。
ムッチャ困っている様子だ。
「……もう離してやれよ」
「嫌だぁー!」
おふくろはそう言い駄々を捏ねる。……大人気ないぞ。おふくろ。花住も呆れてっぞ。……多分な。
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