5370人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、利綱・幸村軍に鉄砲は当たらなかった。
豪族
『なぜだ!?なぜ鉄砲が当た
らぬ!』
実は、利綱の策とは匍匐前進であった。
匍匐前進をする事によって、これまで標的を線で捉えていたのを点で捉えねばならなくなった。
それに加え、距離間も難しくなる。
より、命中が困難になったのである。
今日、初めて鉄砲を手にした敵兵にこの困難を打開する腕など到底なかった。
利綱・幸村軍は次々に砦に侵入し、鉄砲を構える敵兵に徐々に近づいていく。
最初のコメントを投稿しよう!