女と女の戦い・・・そして友情

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幸村 『今日の利綱殿の活躍ぶりは見  事でした』 昌幸 『あやつは、良い目をしておる  からな』 利綱に対する昌幸の評価は高まった。 それを良く思わない人物がこの時いた事はまだ誰も気づかなかった。 昌幸 『フッ・・・それにしても小町  のやつめ。わしの目の前であ  のような態度を取る者は初め  てだな。しかし、怒る気にも  なれぬ。むしろ、愉快さに笑  みがこぼれる程だ』 幸村 『小町殿は、真田家に“快  さ”を与えてくれますから』 昌幸 『そうだな』 しかし次の瞬間、昌幸の顔がこわばった。 昌幸 『いや・・・待て。1人おった  な・・・』 幸村 『そういえば、いました  ね・・・』
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