後編

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ピッピッピーッ‼ ついに試合終了のホイッスル、青葉学園は悲願の優勝をとげた、客席ではしゃぐ亜梨沙、ふとさっきまでそらの座っていた席に目をやると、そらの姿がない 亜梨沙「先輩?そら先輩?」 人込みを掻き分けて探すもそらの姿はどこにもない…亜梨沙は控え室にかけつけると真菜を呼んだ 真菜「ど、どーしたの亜梨沙血相抱えて…そらは?」 亜梨沙「居ないんです、そら先輩、少し前まで居たのに探しても居ないんです」 真菜「えーっ⁉何で?」 亜梨沙「解りませんよ、そんな事…気付いたらいないんだもの、どうしよう真菜先輩…」 真菜「落ち着いてよ、とにかく学校に戻りましょう、歓迎会の準備もあるから、ひょっとしたそら、先に帰ってるかも知れないし」 亜梨沙「で、ですよね…」 昨日の様子から最悪のシナリオは浮かんでこない、そらの目が真菜にそう解らせたから… 大翔「真菜、そらは?」 真菜「先に戻ってるわよ、そら歓迎会の準備してるかも…そのあたり細かいから」 大翔「ま、後でゆっくりあいつと喜びを分かち合うから良いけど」 真菜「暑いわね…大翔」
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