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ピッピッピーッ‼
ついに試合終了のホイッスル、青葉学園は悲願の優勝をとげた、客席ではしゃぐ亜梨沙、ふとさっきまでそらの座っていた席に目をやると、そらの姿がない
亜梨沙「先輩?そら先輩?」
人込みを掻き分けて探すもそらの姿はどこにもない…亜梨沙は控え室にかけつけると真菜を呼んだ
真菜「ど、どーしたの亜梨沙血相抱えて…そらは?」
亜梨沙「居ないんです、そら先輩、少し前まで居たのに探しても居ないんです」
真菜「えーっ⁉何で?」
亜梨沙「解りませんよ、そんな事…気付いたらいないんだもの、どうしよう真菜先輩…」
真菜「落ち着いてよ、とにかく学校に戻りましょう、歓迎会の準備もあるから、ひょっとしたそら、先に帰ってるかも知れないし」
亜梨沙「で、ですよね…」
昨日の様子から最悪のシナリオは浮かんでこない、そらの目が真菜にそう解らせたから…
大翔「真菜、そらは?」
真菜「先に戻ってるわよ、そら歓迎会の準備してるかも…そのあたり細かいから」
大翔「ま、後でゆっくりあいつと喜びを分かち合うから良いけど」
真菜「暑いわね…大翔」
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