後編

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大翔「手紙?」 真菜「私たちの事一杯書いてあった、最後に二年間ありがとう…ってそら、私達にも言わないで転校するつもりだったんだ…もう、止められないんだよ、大翔」 大翔「そら…」 大翔は慌てて辺りを探し始める…と、あの公園からそらが顔を出し、偶然にも目が合った 大翔「そら‼」 そら「大翔…何で?」 大翔は走りよってそらの腕を捕まえると 大翔「本当なのか?本当にお前、行くのか?」 そら「バレちゃったんだ…うん、行くよ…だって、私は未成年だもの…勝手に我儘出来ないよ…」 大翔「俺は?俺はどーすんだよ」 そら「別れるわ…悔しいけど、貴方とは…」 大翔「そんな簡単に…」 そら「簡単じゃない…そうしないでいたら私は今度こそ死ぬかもしれないよ、だって、誰が私をずっと面倒見るの?私は二回も死のうとしたのよ、大翔にそんな大変な事頼めると思う?良く考えて…」 大翔「そら…お前、俺の事嫌いになったのか?」 そら「嫌いに?なれたらこんな風にしないわ、とっとと別れてる」
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