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亜梨沙は何で解るのか不思議な顔をしていたが、唯一翔太の様子だけが何となく掴めた
亜梨沙「翔太、大会前で緊張してるみたい…」
微妙に何時もと違って硬い印象を受ける
真菜「亜梨沙、それの繰り返しよ、毎回良く観察して微妙な変化を感じ取る、そうすれば周りのメンバーの調子が見えてくるわ…ねっ?そら」
そらに確認するかの様に目線を送る真菜
そら「そうね…でも、もっと確実なのは、彼らが最もベストな体調時を把握する事ね、例えば大翔は好調だと殆どのシュートをキャッチしてしまうし、兼斗君ならミドルシュートを確実にゴールへ決める、翔太君は的確なセンタリングを上げるわ、左足で…キャプテンは守りの要だから、調子が良いとスライディングタックルが確実にボールを狙える…逆に、調子が悪いと、大翔はパンチングが増えて兼斗君はミドルが決まらない、翔太君はポイントがズレてしまう、今はあまり良くないね、兼斗君に注意されてるでしょ?」
確かにさっきから兼斗が翔太のところに行って位置の確認を促してる
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