カメラ中毒

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僕はそれから少しずつ 伯母と距離を縮めた。 そして 伯母を好きになった。 伯母と話す度 食事をする度に 母親を思い出した。 懐かしいような 悲しいような 不思議な感覚だった。 しかし そのわだかまりも カメラに触れる時は 忘れられた。 カメラは 僕の心の薬のようだった。  
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