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俺はそのまま駆け去っていく
「ざまぁみろおおおぉぉぉおお!?」
今度こそ逃げ切れると思っていた
甘かった
又してもいつの間にか奴は俺の前に居た
「い、いつの間に移動してるんだよ…」
ここで初めて俺は奴に対して恐怖を抱いた
奴は右腕を水平に上げた
そしてそのマントの袖から何か、細長くて黒い物がスーっと出て来た
あれは―――
「刀かよ!?洒落にならねえぞ!!」
その刃は漆黒に染まっていた
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