第1章

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俺はそのまま駆け去っていく 「ざまぁみろおおおぉぉぉおお!?」 今度こそ逃げ切れると思っていた 甘かった 又してもいつの間にか奴は俺の前に居た 「い、いつの間に移動してるんだよ…」 ここで初めて俺は奴に対して恐怖を抱いた 奴は右腕を水平に上げた そしてそのマントの袖から何か、細長くて黒い物がスーっと出て来た あれは――― 「刀かよ!?洒落にならねえぞ!!」 その刃は漆黒に染まっていた  
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