第1章

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ヤバイ 俺の躯の芯がそう判断している だけど動けない 違う、寧ろ解らないと言う方が正しい 逃げれない 戦うのは論外 どうすれば良い そもそも何で狙われてるんだ 頭が混乱して躯の指揮系統も麻痺してしまった 今考えれば最初に奴を避けて帰ろうとしたのも本能的に危険を察知していたからかもしれない いや、単に変質者だったからかもしれないが まあそれは置いといて 俺の頭の中で様々な考えが巡った そんな中、生まれた考えは一つ―――  
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