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「…うん?…ママ?」
「あぁ、良かった…。
いくら起こしても起きないから本当に心配したわ。」
そう言ってママは涙をぬぐった
「心配させてゴメンね、ママ」
ママに抱きついて何度も謝った。
ママは微笑んで
「着替えて下におりてらっしゃい。ご飯にしましょ」
パジャマを着替えて
ベッドに座ると手に固いものがあたった。
目をむけると、真っ赤な表紙の本
「夢じゃなかった…」
本を抱き締める
『いつでもおいで、マリー』
どこからかタールとルシア先生の声が聞こえた…
おわり
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