誰のイタズラ?

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あるところに男の子がいた。 この男の子はイタズラ好きでまわりの人を困らせてばかりだった。 ある日の夜の事 布団に入った男の子はイタズラのアイデアがピンッとひらめいた。 そうなっては居ても立ってもいられず そっと布団から出て外へと抜け出した。 真ん丸な月がそんな男の子の後ろをぴったりとくっついてくる。 イタズラを見られているようで男の子は月に文句を言った。 「へん!お前に見つかったって怖かないや! お月さまは告げ口なんてできないだろ! やれるもんならやってみろぃ!」 男の子は月を背に駆け出した。
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