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もはや世も末…か。かつて、煌神とかいう神がこの世を創造したという…
私が神なら、このような世を造りはしないであろう。
十年に及びアルカディアの最北端『フレリア』では、我が国メルティアと対立している国であるグランティアが戦争を繰り返していた。
魔術の復活を巡る戦い…マヤの言い伝えでは、魔術は禁止とされている。
だがしかし、グランティア軍は今もなお魔術の乱用を繰り返している。
絶対的な力を握ったグランティアはこのままでは…『ディクタル』のような悲劇を行いかねない。
それを防ぐべく、我々メルティアは立ち上がったのだ。
『セル様!グランティア軍が攻め込んで来ました!!こ、このままでは我々の敗北です!!』
『静まれ!!まだ負けてなどはいない。私が直々に動く。』
『で、ですがセル様までもが攻撃されてしまったら…!!』
『誰かが動かなくてはならぬ状況なのだ。例えそれが一国の王であろうとな。』
そして私は基地を跡にして極寒の地へと足を踏み入れた。
たとえこの身が滅びようとも…必ず…!!
『待つが良い…グランティア…。』
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