8人が本棚に入れています
本棚に追加
朝８時に目覚ましと携帯の目覚ましが部屋中に鳴り響く。
オレは静かに両方止め、寝ぼけながら学校への支度を始めた。
昨日、じぃちゃんには明日の夜行くと連絡をしそのまま家へと帰ったのだ。
それから風呂に入り、ぐっすり爆睡…
そして、今にいたる。
家を出て自転車で３０分かけ、ようやく学校へとたどり着く。
教室に入るといつも通りの風景が目に飛び込んでくる。
そのたびにオレは毎日が平和だと実感できるのだ。
オレはいつも通りに机に寝そべり、ダルけきった顔で１日が終わる。
「おぃアキ！
今日さ、カラオケ行かない？」
帰りのＨＲが終わると親友が
ウキウキしながらオレに話しかける…
「いや、今日は用事あるから無理だ」
「お前はいつも乗りが悪いな…
どうせまた部屋に籠もってニコニコしてんだろ？」
バカにするような顔で笑い。
「今日は違うんだよ；」
「またまたｗｗ
今日、春香ちゃん達が歌う新曲THE IDOLM@STERがカラオケに配信されるんだよ♪
なぁなぁ、行こうぜ♪」
楽しそうな顔をしながら
オレの肩へ腕を回す…
「あ″ぁぁぁ
うっとしぃ!!」
腕を振り払い
「一人で行ってろカス！
オレは大事な用があるんだよ！！」
あまりにもウザさにキレました
「さっきから言ってる用事ってなんだよ…」
親友も３の口になりながらスネる。
「お前に言える訳ないじゃん」
勿論即答。
だって今から親友のファンのアイドル事務所に行くって言ったら絶対ついてくるもの。
「あるぇ～(・ε・)
ナニカカクシゴトデモアルンデスカ？」
「んで、片言になるんだよ！
読みにくいだろ；」
こうしてオレは、親友の相手を一時間もすることになった…。
親友は他のやつとカラオケに行ったらしい…
最初からそうしろカス野郎；
オレはそのまま独り言として
親友の悪口を口にしながら
７６５プロへと足を運んでいった…。
最初のコメントを投稿しよう！