7月3日(水)

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……………     ふと、目が覚めて目覚まし時計を見ると針はすでに昼を回っていた。     「……Σやべぇっ!」     オレはベッドから飛び起き 急いで支度を始めた…     家を出て、走りながら携帯を開いて見ると10件ぐらい知らない番号から着信が入っていた。     おそらく、 事務の小鳥さんからだろう…。 オレはすぐに電話をかけた。     [プルルルル……ガチャ]     「ハィ。もしもし。 こちら765プロダクションの事務所です。」     無意味に緊張する…。     「あ、もしもし。アキです。」     「あ、アキ君? 電話に出ないから何かあったのかと思って心配しちゃった。」     小鳥さんの声は怒るわけでもなく、やけに落ち着いていた。     「すいません、遅刻してしまって…」     「いえいえ。 それはそうと、息きれてるけど走ってるの?」     「そりゃ…走らざるおえない状況ですから;」     「そっか。 でも、ゆっくり来ていいわよ。」     「え?」     その言葉でオレは足を止めた。 続けて小鳥さんが言う。     「今日は特別ですよ♪ あ、でも事務所には来てくださいね。」     小鳥さんの声は優しく耳に届いた。     「了解しました。 それじゃ、事務所で…」     「…あ、ちょっと待って!」     電話を切ろうとした瞬間、 小鳥さんがそれを阻止した。     「…? なんでしょうか?」     「一つ頼みたいことがあるんだけど、いいですか?」     「あ、はぃ…」     「実は765プロのアイドルで 今、どこにいるか分からない人がいるんです。 まぁいつものことなんですが…   特徴は青い髪でロングヘアー 胸が大きいのと、のんびり屋の性格です。   事務所に来る道のりで結構ですので、見つけたらそのまま連れて来てください。」     そう言われ電話を切られた…。     「……めんどくせ!Σ(゜∇゜)」     まぁ、ほぼ強制ではあるが こっちにも非はある。 とりあえず、探して見るか…。     オレは事務所に行くまでの 道を遠回りで歩くことにした。     …………… ………… ……… …… …     結局見つからず、事務所の前に着いてしまった…。 また、探してみるか。 そう思った時、     […ドン]     事務所の前で誰かとぶつかる。     「青い髪……。」
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