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寄り道しつつ会社に向かおうとその辺をのんびり歩いていた。
すると、通りかかった公園で
ある光景を目撃してしまった。
「……えっと
アイツらは一体、何をしてるんだ?」
目に映り込んだのは
後ろ姿が似ている二人の娘が、
ネコを逆さまにしている光景だった。
「このネコアレがついてないね」
「んじゃ、メスだね」
などと言いながら笑う
「ちょっ、お前ら
ネコが可哀想だろ」
その娘らに近づき注意をする。
すると後ろ姿が似た二人はネコを離し、こちらに気付き振り返る。
「兄(c)誰?」
その娘らは似ている顔つきでこちらをじっと見つめる…
「……(やべぇ、可愛い)」
オレは振り返り小さく呟く
顔は幼く、見た目は小学生の双子。髪型は片方が右分け、片方が左分けになっていて
髪をボンボンで結んでいる
「???」
その双子は怪しそうに見つめる
「とにかく、ネコをイジメルではないぞ」
「いじめてなんかないよ→」
注意すると二人共に声を揃えて否定した。
「とりあえずさ、上目遣いはやめて
オレをロリコンにしないで」
「上目遣いってこうやるの?」
わざとらしく上目遣いで見つめてくる双子。
「あぁぁぁ
ロリコンになってしまうぅ
…いや、最初からロリコンだったのかな?」
頭がだんだんと混乱し始める
「兄(c)②
あそこで売ってるアイス買ってくれたら止めてあげる→♪」
近くの駄菓子屋を指で指しながら甘えてくる。
「ったく、しょうがないな」
可愛さに負けて結局買ってしまうオレであった
「んっふっふ~
ありがとう→兄(c)」
「ありがとうね→」
お礼を言いながら双子はその場から去っていった。
「詐欺られた気もしないでもない…まぁ、双子の笑顔が見れたから別にいっか」
再びオレは暇潰しに町を歩いていった。
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