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カーンコーン……
全ての授業が終わりの合図を告げた。
周りの小さな子供達は開放感からか、先程まで寝ていて背伸びをし、欠伸する子供もいれば、早速遊ぶ約束を言い伝えている子供もいれば、一生懸命将来の夢の為に本をぶつぶつと読み耽っている子供も居た……
篠理はというと急いで荷物を鞄の中に終うと教室を出て待ち合わせの場所へ走り出していったのだ。
その途中、「ちょっと待ちなさい!」と神経質そうな眼鏡をかけたシスターに呼ばれたのだ。
シスターは学校の先生みたいなものである。
この学校はお金が結構裕福では無いと通えないため、以外と資産家やお金持ちが多いのだ。
のびのびとした方針であるがその一方規律に厳しい半面もあり、この学校の源であり創設者が教会と呼ばれる一番偉い最高権力者である長老だ。
そして、その教会、イリディアの国に欠かせないのが塔のようにそびえ立つ白い六つの塔である。
それぞれイリディア国の代表となるであろう都市が六つあり、そこに転々と建てられていた。
そして、このSpecialnominate<スペシャルノミネート>学園と教会は切っても切れない程の縁があるのだ……
何せ大幅の支援は教会が出しているのだから当然馴染みも深いだろう。
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