おかしのおうち

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「琉、寝ちゃった?」 「…」 三崎琉、完全に沈黙!目標は以前としてフィールドを展開中!…て所かな? 「私も混ぜて貰ってよろしいですか?」 窓の外から知ってる声がした 「あ、お姉さん!」 「お邪魔します、で…食べて良いですか?」 「うん、じゃんじゃん食べて!」 よかった、一人で食べても美味しくないもんね 「いや、このコンテストには私も応募したんですけどねぇ。見事に落選でしたよ」 「へぇ、どんなの考えたの?」 「少し上品なケーキを考えたんですが…いかんせん電波度が足りなかったようですね」 うんうん、私も正直やりすぎたと思ったくらいだもんね、コレ でも、もしかしたらもっと大きくしても大丈夫だったり… 「…はぁ」 「ん?どしたの?美味しくない?」 「違いますよ…なんで応募したことを知ってるんだ~!…とか、普通聞きません?」 …まぁ、そういえばそうだね でも… 「…そんなの聞かないよ」 だって、私には… 「お姉さんの正体、大体分かっちゃったもん」 「…分かっちゃいましたか?」 「うん、私の予想通りならこれくらいお見通しじゃないかな~、なんてね」 「そうですか…ですがあえてノーコメントということにしておきましょう」 それはいい、変に意識して琉にバレちゃうとちょっと大変なことになるかもしれない 「さ、この話はやめて…食べましょ?」 「うん!あ、そうそう、この間ね、こんなワインが…」
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