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「で…なんだこれは?」
「箱」
「もう少し考えて喋ろうぜお前…」
ベッドの上には先程の忌々しい箱
なんというか、玉手箱みたいな外見だが…
「あれ?琉ちょっと老けた?」
「嘘ぉ!?」
「うっそ~♪」
…クールに、クールにならなくては
「さ、琉も起きたし下で待ってるね~!!」
「ああ、もうそうしてくれ…」
朝から頭痛いよマジで…
「…へ?」
「おい、まだいたのかお前…」
「う、うん…」
「まったく、着替えるから早く出ていってくれ」
「で、出ていきたいのは山々なんだけとね…」
「ああ、ならさっさと出…て…」
…なんだ、これ?
「どうしよっか?」
「いや…どうって…」
唖然としてる俺の足元には『封』と書かれた御符が
そして、ドアの向こう側には
果てしない廊下が続いていた…
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