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「今回はノーヒントか…」
いつもなら手紙とかメモとかのご都合アイテムか何かあるのにな…
「お腹へった~」
「我慢しようね…」
着替えよう、とタンスを開くと…
「…まずはご飯にしようか」
キッチン直通ドアと化していた…
「つまり、ドアがどこに繋がってるか分からないってこと?」
「ああ。あの無限回廊じみた廊下はまだ未知数だが、さて…」
朝食にありつけて精神的な余裕は出来た
あとはどうやってこの異次元ハウスをノーマルな家に戻すか考えなくては
「まぁ、のんびり考え…」
「んっと、はいこれ」
コトッ…
「…一応聞こう、なんだこれは?」
「お弁当」
「家の中で何でお弁当が必要なんだ?」
「遭難、もとい探検」
え?遭難前提?
「原因探すんでしょ?なら万が一ってこともあるじゃない」
常日頃から万が一を起こしているのはあなたです
「無限回廊、ボスとかいないかなぁ…」
ええ、いたら私はもう人生諦めます…
「というわけで、GO!」
「俺に拒否権はないのか?」
「あ、はい。一応護身用にバット持ってね」
…俺、生まれ変わったら自由な鳥になりたいな
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