消えゆく命

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「ど、どうもお騒がせしました~!」 「心臓止まると思ったぞホントに…」 あの後 俺の慟哭の約三秒後に 「…ふぇ?治った」 「めでたしめでたし」 「な・に・が・め・で・た・い・の・か・な?」 ぎゅーっと頬を引っ張ってみた 「い、イダイイダイ!!ホントにもうなんともないから!!」 「はぁ…」 それにしても俺、オロオロしてただけだったなぁ… 「無力な琉も好きだよ?」 「心を読んだ上に微妙に傷付くことを言いますねアナタは…」 けど、本当になんとかしなきゃな… 「茜、今日は家で休んでろ」 「え~?なんで~?」 「なんでって…倒れたばっかだろ?」 「じゃあ琉もお休み」 タフだなぁ… 「…俺は学校に用がある」 「私ひとりじゃうっかりエアコンを壊して家がサウナ状態になっちゃうよ?」 た、確かにそれは… 「さ、サウナになる前に早退して帰ってくるから…」 「ぶ~ぶ~、…早く帰って来てね?」 「…ああ、約束だ」 さて、一刻も早く行かなければ 相談できる唯一の相手の所へ…
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