あるこほりっく

3/5
前へ
/197ページ
次へ
「いただきます」 「いただきま~す」 今日のメニューはつけ麺 しかも麺から作っていた 茜が家に来てから外食する必要がなくなって結構助かっている 料理はほんと上手いのに なんでよくカオスを巻き起こすのだろうか… 「ごちそうさまでした」 「ごちそうさま~」 ソファーに倒れ込む 「琉…」 「ん?」 不意に名前を呼ばれた この声は… なにか企んでますね… 「あれ、飲まない?」 茜の視線の先にはさっきの洋酒があった 「あれを…?」 ちょっときついんじゃないか… 「いいじゃんいいじゃん!」 「おいおい…」 そういうと、茜は栓を抜いてしまった しょうがない 「氷もって来るから待ってろ」 「は~い!」 返事だけはいいな… 「琉~、早く飲もうよ~」 「待ってろ、いま割ってるから」 二人ともロックでいいかな…? いや、念のため限界まで水で割っておこう… 「まだ~?」 「OK、飲んでいいぞ」 「やったー♪、いただきま~す!」 この時、俺は後悔した そう、こいつとこういう事になったら 必ずカオスが起きると思い出して…
/197ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2227人が本棚に入れています
本棚に追加