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「い、痛い!そして熱い!ふっ!ほっ!ぃぃ痛い!」
船と飛行機が爆発する度にこちらまで破片がとんできて、それが物凄く痛くて熱いのだ。
懸命に躍りながら避けるが、空中では限度があるので結局当たる。
健気にも躍っているマックスの上で、ボスッともバリッともつかない音が。
恐る恐る見上げてみると、大きな陰の中央に小さな青空が。
「やーん。まーじー?」
風を受け、降下する毎に少しずつ、しかし確実に青空が広がっていく。
と同時に、降下から落下へと早変わり。物凄い勢いで海面に叩きつけられた。
「ふぐぉあ!!」
死ななかっただけマシである。
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