天国に一番遠い男

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「艦長!やっぱりあたしは反対だ!」 「しかしだな、我々の命を助けてもらったんだ。軍人として、それはできん。」 「艦長、カレン。起きちゃいますよ、静かにしてください。 あ、でも、起きてもらわないと困るんですよね‥‥どうしましょう?」 マックスはまだハッキリしない意識の中、何やら聞き慣れない声で目をさます。 「んぁ‥‥」 「「ッ!!」」 初めて見る天井、見慣れない人達、知らない部屋‥‥ここ、どこ? 「ほら、起きてしまわれたでしょう? お加減はいかがですか?」 誰だろう?綺麗な人。心配してもらっているっぽいので、返事をしなきゃな。 「あ、はい。悪くないです‥‥」 けど、僕なんでここに? えっと‥‥初めての所を飛んで、救難信号みっけて、助けて、エンジン逝って‥‥あ、僕死んだんだった。 ってことはここ天国? わーい!軍服の天使だー!
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