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資材を運ぶヴィオヘルスの水産業がチュピナス海の覇権を脅かすようになると、だんだん雲行きが怪しくなってきた。
今度はジェノヴィアがポリエステの資源を狙い、条約を結ぶ。
これを快く思わないヴィオヘルスの内政政府は軍備を急速に整え始めた。
ジェノヴィアはこれを察知し、ユーストルダム大陸北部に位置するイグレッドとも不可侵条約を制定する。
そして現在より10年前。
ヴィオヘルスとジェノヴィアの、兄弟水入らずの家族会議が行われた。
結果は言わずもがな中違いで終わった。
そして、ヴィオヘルスはジェノヴィアに対して宣戦布告をし、国をあげた壮絶な兄弟喧嘩の火蓋が切って落とされた。
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