感恨相殺~かんこんそうさい~

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ここはどこだろう。 前に人がここに現れて、どれくらいたったのだろう。 どれくらい、光を見ていないのだろうか。 当然窓はない。 ドアには鍵。 何もない。 あるのはパンが乗っていた皿が一枚。 これも、いつのものだったろうか‥‥。 暗い。 クライ。 cry。 何度これを繰り返し、何度流れ続ける涙で溺れそうになっただろうか。 こんな事で、私は‥‥! 私は‥‥ 私は‥‥? 誰、だったのだろう‥‥
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