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「さて、マックス君。早速だが、昨晩の会議の結果を君に伝えようと思う」
ああ、僕は死ぬんだ・・・。
今までの数々の記憶・・・軍衣の天使に会ったこと、牢を毎日真夜中に蹴られてその度起こされていたこと、戦艦に付いてる対空用機関銃で踊らされたこと・・・・が蘇る。
それらはどれも、どんなものよりも美しく輝いており、どんなものよりも価値があるように思えた。
「では、君の処遇だが・・・」
視界の端で、カレンを捕えた。恐らく、アイツがもの凄い勢いで僕の銃殺を推したのだろうとは思ったが、そんなことは今はどうでもよかった。
後はマリアンの死刑判決を待つのみだが、この記憶があるのなら、僕は
パーンッ
マリアンが迷う事無く発砲するのを目にとめた僕は、体を捻って後ろへ全力でボティプレスをする。
「バッカ!せめて感傷にくらい浸せるのがセオリーでしょうが!!」
床に寝たままマリアンを睨み、泣きながら腕を振り上げて抗議した。
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