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おっと、チカチカ光ってやがる。通信が来たようだ。
「こちらマックス・フェルトランド少尉」
『オレだ。ジョーズ・ウーマイだ。』
ジョーズ・ウーマイ大尉は、マックスがこちらに来てからずっとよくして貰っている上官だ。
主な指揮をとり、通信で伝達もしてくる。
「大尉！」
『どうだ？初めてのフライトは』
「あまり良いとは言いづらいのが現状ですね。雲も低くて景色を楽しめやしない」
『まあ、そういうな。』
「でも飛べるだけありがたいですね。それだけが救いです」
『それは何よりだ。
敵艦を見たりとかはないか？』
「今のところは何も」
もっとも、雲が多くてよく見えないのだが。
『飛行機の状態が悪いから気をつけろよ？以上、通信終わり』
「あいあい」
カチリとスピーカーをオフにすると、右のエンジンが嫌な音を立てる。
「今言われたばかりなんだけど‥‥」
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