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桐生「ナイスボールです」
そう言い、マウンドに歩みよるキャプテン
岩本「別にお前のサインに文句つける気はないが…この球出すのは早いんじゃないか?」
再びキャプテンの表情が強張る。
桐生「そんな事ないですよ。力がないとは言えタイミングは合っていた。あのままだったらきっと打たれていたでしょう…次はもっと慎重に行きますよ。相手は、ヤマトなんですから」
そう言い残しマウンドを去って行った。
…おそらく岩本先輩だ~速い球中心でくるだろう・・・甘い球は初球から行かせてもらう!
そう思ったのは俺だけだったのだろうか…
シュッ~バン
…初球からスローカーブ!?次こそは~
シュッ~バン
投げられた球は、再びスローカーブだった。
…俺の狙いが読まれている~やはりこの人ただ者じゃねえな!もう来た球打つだけだ!
でも、真っ直ぐが頭から離れなかった。
岩本先輩は深呼吸し、大きく振りかぶった。
シュッ~
ブン!
ストライクバッターアウト!!チェンジ
全てスローカーブだと?
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