始まり

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始まり

「おはあ~!!」 アタシは、いつものように01年C組の教室に入った。 「………」 誰も、返事をしてくれない。 「何?みんな、シカトお~?!(笑」 笑いながら、教室へ入っていった。 真ん中で、友達の亜美が泣いていた。 「亜美?!どうした??」 みんなが、一瞬アタシの方を見た。 そして、突然亜美が立ち上がった。 「ナツ、最悪… 空気よめよ、バカ」 みんなが、亜美に着いてどっかに行ってしまった。 どうやら、亜美は好きな人にフラれたらしい… それで、泣いている所をアタシが空気をよまずにやって来たから、怒っているらしかった。 アタシは、謝る事にした。 だから、放課後呼び出した。 「亜美、朝はごめん!」 アタシは、いつになく素直に謝った。 多分、こんなに素直に謝ったのも中学生になってから初めて。「今更、謝ってんじゃねえし」亜美は、許してくれる気がなかった。 「え…」 「あのさあ、人が失恋して悲しんでいるのが、そんなに楽しい?まじさ、ナツの事は信じてたのに…もう、みそこなった。話も、したくない!!」 亜美は、早口でそう言った。 誰も、居なくなった教室。 アタシは、01人でしゃがみこんでしまった。 あぁ…アタシは標的にされる… いじめの… 誰も、亜美には逆らえないから。
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