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ミーンミーン・・・
煩いほどの蝉の声。
蒸し暑いある部屋の中に双木衣梨沙はいた。
「今日も暑い・・・」
衣梨沙が呟いた。
すると突然部屋のドアが開いた。
「衣梨沙、何してるの?学校あるでしょ?」
ただでさえ暑さで気分が乗らない衣梨沙に追い討ちをかけるような母の言葉が飛んできた。
「・・・うん。」
衣梨沙は渋々怠い身体を動かし始め着替えようとした。
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