6章:授業参観

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-ミラ・ベルベット部屋- 「これかなぁ…」 「いえ、こちらも中々…」 「こっちは?」 アンナ、イセリア、リサが服を見て悩んでいる。 もう三十分も悩んでいる三人を見てソルはため息をつく。 「いや…どうでもいいだろ…」 「「「よくない(です)!」」」 三人はソルの言葉を否定する。 そしてミラは苦笑いを浮かべた。 「あの…早くしないと始まってしまうんですが…」 「あと二十分だな。」 「大丈夫大丈夫、いざとなったら【ファントム】使えばいいんだから。」 遅れそうだからって使うなとソルは言いたげだ。 しかし、何か言われるから口には出さない。 「ミラ、そのまま行けばいいんじゃないか?向こうで上だけ脱げばいいと思うんだが…」 「それもそうですね…では行ってきます。」 「ああ、行ってこい。」 ミラはソルに頭を下げて部屋をでていった。 「…何故、反論してこなかった?」 「いや、ありかなって思った。」 「そうか…それとイセリア…」 「はい?」 「何故、ここにいる?」 「遊びに来ました。」
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