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-ミラ・ベルベット部屋-
「これかなぁ…」
「いえ、こちらも中々…」
「こっちは?」
アンナ、イセリア、リサが服を見て悩んでいる。
もう三十分も悩んでいる三人を見てソルはため息をつく。
「いや…どうでもいいだろ…」
「「「よくない(です)!」」」
三人はソルの言葉を否定する。
そしてミラは苦笑いを浮かべた。
「あの…早くしないと始まってしまうんですが…」
「あと二十分だな。」
「大丈夫大丈夫、いざとなったら【ファントム】使えばいいんだから。」
遅れそうだからって使うなとソルは言いたげだ。
しかし、何か言われるから口には出さない。
「ミラ、そのまま行けばいいんじゃないか?向こうで上だけ脱げばいいと思うんだが…」
「それもそうですね…では行ってきます。」
「ああ、行ってこい。」
ミラはソルに頭を下げて部屋をでていった。
「…何故、反論してこなかった?」
「いや、ありかなって思った。」
「そうか…それとイセリア…」
「はい?」
「何故、ここにいる?」
「遊びに来ました。」
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