1章 再会

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カッチコッチカッチコッチ…チン! ジリリリリリリリ…リンッ!! 「…うるせえなコノヤロー…」 主人を起こそうと鳴り響いていた時計は無残な姿へと変わった… 「…ふぁームニャム」 この朝に弱い男は 雨宮 時雨 生後半年の時に雨宮家に拾われいままで育ててもらっている 明日で17歳だ バンッダッダッダッ 「トゥっ「ゲフっ」」 時雨にエルボを喰らわしたのは二つ下の妹の 雨宮 芽依 少々暴れん坊なところがある。 「朝だよアニィ」 アニィとは芽依曰わく兄貴と言う意味らしい 「…朝からフライングエルボか?」 「だって起きないから…先に下居るから、あとご飯出来てるよ」 「オーケーオーケー…支度したら行くよ」 「じゃっ」 芽依は出て行った… 静かになった部屋で1つ 「はぁ…」 時雨は溜め息をついた。
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